紆余曲折
母と父の既往歴を思い出しながら書類と格闘していると看護師さんが「救急受付の方にお友達の方がいらっしゃってますよ」と知らせに来てくれました
お友達に心当たりはなく連絡を入れて置いた姉のことかな?と母を処置室前に置いて見に行くと実家の近所のM夫婦でした
Mさん夫婦と父母は一緒にプチ旅行に行ったり食事に出かけたりする仲で救急車で運ばれたと聞いていても立ってもいられず来てしまったそう
それまで泣かずに我慢していたのですがMさん夫妻に状況を説明している途中、医者から覚悟するように言われたと口に出したとたん涙が出てきました
言葉として口にしたことで、これが現実なんだと怖さが襲ってきました
M奥さんは乳がんを克服した方で、死にかけた自分も大丈夫だったんだからお父さんも大丈夫だからねと持ち前のキレのある口調で泣いてしまった私をM奥さんが叱りつけるように慰めて下さいました
なんとか泣くのを止めて母のところへM夫妻を案内しました
M夫妻のおかげで少しは落ち着いた母と私
心臓や循環器のお医者さんがいろいろと原因を調べて下さったそうで最終的に消化器科の先生から結果を知らされました
胆嚢に石がゴロゴロとあって急性胆嚢炎を起こしているということでした
炎症が高いのと心臓の状態から油断はできないけれど症状が落ち着いたら摘出手術をすれば元の生活に戻れるということ
かといって急変の可能性は否定できないので死にませんと断言することはできませんと言われました
ともかく病名と治療の目途が立ったことでやっと一息つけた感がありました
やっと処置室から移動ということで集中治療室に入る為場所を変えて準備が終わるまで待つことに
集中治療室は完全にシャットアウトされていてインターフォンでの入室許可制でした
面会も昼と夕方の1時間のみで名前と続柄を書類に記入し毎回提出、一度に3人までと制限されていました
物々しい中、何時間ぶりかに見た病床の父はとても小さくて私が学生の頃亡くなった父方の祖母にそっくり
数時間でこんなにやつれて小さくなってしまってといろいろ不安に思ったのですが振り返ると集中治療室のベッドがすごく大きくて対比で小さく見えていただけだと後から気付きました・・・
そんなすぐ人間小さくなるはずありませんね
父は力弱げながら会話も出来たのですが熱のせいか若干朦朧として見えました
「医者と話したらこれから胆嚢をとって夕方には家に帰れるから、夕方には家に帰るから」と何度か言っていました
何を言い出したんだろうと思ったけれどどうも熱のうわごとだったようです
何故そんなことを言ったのか後から確かめても本人も覚えていませんでした
話す内容はおかしくても、とにかく生きていてくれてよかったという思いでいっぱいでした
あまり長居も出来ない場所ですの入院準備を揃えにいったん退出することになりました
お友達に心当たりはなく連絡を入れて置いた姉のことかな?と母を処置室前に置いて見に行くと実家の近所のM夫婦でした
Mさん夫婦と父母は一緒にプチ旅行に行ったり食事に出かけたりする仲で救急車で運ばれたと聞いていても立ってもいられず来てしまったそう
それまで泣かずに我慢していたのですがMさん夫妻に状況を説明している途中、医者から覚悟するように言われたと口に出したとたん涙が出てきました
言葉として口にしたことで、これが現実なんだと怖さが襲ってきました
M奥さんは乳がんを克服した方で、死にかけた自分も大丈夫だったんだからお父さんも大丈夫だからねと持ち前のキレのある口調で泣いてしまった私をM奥さんが叱りつけるように慰めて下さいました
なんとか泣くのを止めて母のところへM夫妻を案内しました
M夫妻のおかげで少しは落ち着いた母と私
心臓や循環器のお医者さんがいろいろと原因を調べて下さったそうで最終的に消化器科の先生から結果を知らされました
胆嚢に石がゴロゴロとあって急性胆嚢炎を起こしているということでした
炎症が高いのと心臓の状態から油断はできないけれど症状が落ち着いたら摘出手術をすれば元の生活に戻れるということ
かといって急変の可能性は否定できないので死にませんと断言することはできませんと言われました
ともかく病名と治療の目途が立ったことでやっと一息つけた感がありました
やっと処置室から移動ということで集中治療室に入る為場所を変えて準備が終わるまで待つことに
集中治療室は完全にシャットアウトされていてインターフォンでの入室許可制でした
面会も昼と夕方の1時間のみで名前と続柄を書類に記入し毎回提出、一度に3人までと制限されていました
物々しい中、何時間ぶりかに見た病床の父はとても小さくて私が学生の頃亡くなった父方の祖母にそっくり
数時間でこんなにやつれて小さくなってしまってといろいろ不安に思ったのですが振り返ると集中治療室のベッドがすごく大きくて対比で小さく見えていただけだと後から気付きました・・・
そんなすぐ人間小さくなるはずありませんね
父は力弱げながら会話も出来たのですが熱のせいか若干朦朧として見えました
「医者と話したらこれから胆嚢をとって夕方には家に帰れるから、夕方には家に帰るから」と何度か言っていました
何を言い出したんだろうと思ったけれどどうも熱のうわごとだったようです
何故そんなことを言ったのか後から確かめても本人も覚えていませんでした
話す内容はおかしくても、とにかく生きていてくれてよかったという思いでいっぱいでした
あまり長居も出来ない場所ですの入院準備を揃えにいったん退出することになりました
Category : 転禍為福
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