前程万里
ちょっと前の記事から開いてしまいました
書く気はあるのですが気力がなかなか・・・
さて、6月に入ると手術までの間、体調も安定したので一時的に帰宅することになりました
医者の手が足らず、外科手術は命に関わらない場合は順番待ちが厳しい状態のようです
ドレーンをしての帰宅なので腹腔から伸びるドレーンと傷口のケアが自宅でも毎日必要になります
自分でする方もいらっしゃるようですがガンとして父は覚えようとせず母に任せるように決めたようで変なところが頑固だなぁと思いました
ドレーンの横腹に開けた穴の周りを消毒してシートを貼ってと何度か看護師さんの指導の元、やり方を覚えた母も最初はやはり怖かったそうです
後半はだいぶ慣れたそうですが、一度病気のせいか気難しくなった父がわがままを言った時にドレーンの処置をしてあげないという仕返しをしたそうです
「あんまりムカついたから知らないフリしてたら、困った声でちょっとガーゼ替えてくれないかなぁって言い方かえてきたのよ!」と報告されました
いくら家族でも病人との付き合いはなかなか難しいですね
体内の胆汁を外に排出するので寝る時は高低差があるベッドがいいとのことでした
和室で布団の両親はちょっと困ったそうです
市からレンタルもあるようですがすぐには手配出来ないとのことでリクライニング機能の付いたベッドを買おうとしていたら近所の方が使ってないベッドを貸してくださって、しかも軽トラまで出してくれて搬入してくれたとのこと
いろいろしていただいて近所の方には頭が上がりません
田舎はなにかと不便ですがこういう時は心強いですね
帰宅後はなんだかんだいっても体力が落ちていたようですぐに横になっていましたが、徐々に食欲も出てきてウォーキングに励むようになりました
胆嚢を取る弊害は脂っぽいものを食べると下痢しやすいくらいで結構両親の周りに切除した人がいてアドバイスをもらったりと手術への不安もなくなりつつありました
7月には切除ということで2か月ほど、ドレーンをつけて生活していたのですが寝返りが自由にうてないのが大変そうでした
胆嚢があるうちにおいしいものを食べようねと、手術の前には普段行かない店に連れていったり、家族で心の準備をしていた中、手術の前に胃の検査をすることになりました
一度検査したものの再検査、そして検査結果は胃がんステージ3
胆嚢をとれば後は元の生活に戻ると信じていたので結果を聞いた時は足元がフワフワしたというか現実味がなかったように思います
胃の表面を削いで胃を残すか切除するかに父は即決でした
「残しといて再発の危険があるなら全部とってくれ」
なんとも父らしい決断で、周りがお通夜のように真っ青の中本人は笑っていました
医者からも家族と一度きちんと相談してと何度も言われたようなのですが
「家族は関係ない、俺の体のことは自分で決める」とあっさりしたものです
私も、もっともだと思い何も意見しませんでした
ここから胆嚢の手術が、胆嚢と胃の全摘出手術に変更になり、私は術後の食事などを調べるのに没頭しました
端的に言えば胃はなくてもなんでも食べられるようですが不安を前に何かひとつでも知識をと胃がんの本を買ったりネットで調べたりなんだか落ち着かない日々でした
胃が無くなる父の為になにかおいしいものを考えていた時に、たまたまネトゲのイベントで肉が当たりました
人生いいことも悪いことも起こるものです
こうして当たった松坂牛は親孝行に使われました
お肉はとってもおいしくていい家族イベントになりました!
ネトゲありがとう!
書く気はあるのですが気力がなかなか・・・
さて、6月に入ると手術までの間、体調も安定したので一時的に帰宅することになりました
医者の手が足らず、外科手術は命に関わらない場合は順番待ちが厳しい状態のようです
ドレーンをしての帰宅なので腹腔から伸びるドレーンと傷口のケアが自宅でも毎日必要になります
自分でする方もいらっしゃるようですがガンとして父は覚えようとせず母に任せるように決めたようで変なところが頑固だなぁと思いました
ドレーンの横腹に開けた穴の周りを消毒してシートを貼ってと何度か看護師さんの指導の元、やり方を覚えた母も最初はやはり怖かったそうです
後半はだいぶ慣れたそうですが、一度病気のせいか気難しくなった父がわがままを言った時にドレーンの処置をしてあげないという仕返しをしたそうです
「あんまりムカついたから知らないフリしてたら、困った声でちょっとガーゼ替えてくれないかなぁって言い方かえてきたのよ!」と報告されました
いくら家族でも病人との付き合いはなかなか難しいですね
体内の胆汁を外に排出するので寝る時は高低差があるベッドがいいとのことでした
和室で布団の両親はちょっと困ったそうです
市からレンタルもあるようですがすぐには手配出来ないとのことでリクライニング機能の付いたベッドを買おうとしていたら近所の方が使ってないベッドを貸してくださって、しかも軽トラまで出してくれて搬入してくれたとのこと
いろいろしていただいて近所の方には頭が上がりません
田舎はなにかと不便ですがこういう時は心強いですね
帰宅後はなんだかんだいっても体力が落ちていたようですぐに横になっていましたが、徐々に食欲も出てきてウォーキングに励むようになりました
胆嚢を取る弊害は脂っぽいものを食べると下痢しやすいくらいで結構両親の周りに切除した人がいてアドバイスをもらったりと手術への不安もなくなりつつありました
7月には切除ということで2か月ほど、ドレーンをつけて生活していたのですが寝返りが自由にうてないのが大変そうでした
胆嚢があるうちにおいしいものを食べようねと、手術の前には普段行かない店に連れていったり、家族で心の準備をしていた中、手術の前に胃の検査をすることになりました
一度検査したものの再検査、そして検査結果は胃がんステージ3
胆嚢をとれば後は元の生活に戻ると信じていたので結果を聞いた時は足元がフワフワしたというか現実味がなかったように思います
胃の表面を削いで胃を残すか切除するかに父は即決でした
「残しといて再発の危険があるなら全部とってくれ」
なんとも父らしい決断で、周りがお通夜のように真っ青の中本人は笑っていました
医者からも家族と一度きちんと相談してと何度も言われたようなのですが
「家族は関係ない、俺の体のことは自分で決める」とあっさりしたものです
私も、もっともだと思い何も意見しませんでした
ここから胆嚢の手術が、胆嚢と胃の全摘出手術に変更になり、私は術後の食事などを調べるのに没頭しました
端的に言えば胃はなくてもなんでも食べられるようですが不安を前に何かひとつでも知識をと胃がんの本を買ったりネットで調べたりなんだか落ち着かない日々でした
胃が無くなる父の為になにかおいしいものを考えていた時に、たまたまネトゲのイベントで肉が当たりました
人生いいことも悪いことも起こるものです
こうして当たった松坂牛は親孝行に使われました
お肉はとってもおいしくていい家族イベントになりました!
ネトゲありがとう!
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Category : 転禍為福